いちご状血管腫レーザー治療について
うちの子には、いちご状血管腫が2か所あり、
※ぶくぶく盛り上がっています
一つは肩の上に直径1センチ程度の小粒のもの、
もう一つは太ももに直径5センチ程度のものです。
生後6か月頃から、皮膚科でレーザー治療を受けています。
それまで、複数の皮膚科や小児科で相談しましたが、
自然に治るのを待っていい、
レーザー治療が有効だが、うちではやっていない、
紹介状を書くので大病院で治療した方がいい、など
意見は様々でした。
どうしようかと思っていたところ、いつも行く児童館でよく会うお母さんが、
レーザー治療をやっている皮膚科を教えてくれたのをきっかけに、治療を開始しました。
概要
レーザー治療あり皮膚科で最初に受けた説明は以下の通り
- 3か月に一回レーザーを当てる
※3か月あけるのは法律?で決まっているルールらしいです - 全部で5回ぐらい照射する見込み、2歳頃に終わるかな
- 一度の受診で肩、太もも両方やります
- レーザーを当てられているときはおそらくちょっと痛い
※たぶん、毛を抜くより少し痛いくらい - レーザー照射の2時間前までに対象箇所に麻酔テープを貼っておいてください、気休めですが、少しは痛みを抑えられるはず
- レーザーで血管腫の成長自体をおさえるのが目的
- ほっておいても治ると思われるが、色だけ抜けてぶよぶよのまま残ったり、子どもが気になって引っ掻いて、血が大量に出たら大変
- 小さいうちに治療を始めた方が本人もレーザー照射のこわい記憶を忘れやすい
- レーザーを当てているときは、大人が子どもを押さえつけないといけないので、力が弱いうちにした方がよい
- 子どもの成長とともに、血管腫の面積も比例して大きくなるので、治療のときにレーザー照射回数が多くなって、その分痛い
- 今後、日焼けは天敵、保湿を念入りにしてください
- 料金は、保険適用なので子ども医療を適用して毎回500円です
※大阪府
治療の流れ
以下の流れを3か月スパンで1巡、医師の判断でこれをくり返します。
レーザー照射
- 2時間前までに麻酔テープ(リドカインテープ)を貼る※本人は引っぺがそうとするので貼ったらすぐ服を着せてその部分を見せない
- 皮膚科に出向き、手術台のような台に子どもを寝ころばせる
- 先生も看護師も親も全員、レーザー光用の遮光メガネをつける ※レーザーを当てるため、目を保護する目的
- 子どもを押さえ、先生はレーザーを照射する※レーザーはペン先、というかピンポイントに当たる、「プシュンッ」という音とともに、血管腫全体に少しずつ何回か当てる
- その間、子どもは痛いのか、押さえられているのが怖いのか、泣き叫んでいる
- 終わったら服を着て帰る
- ここから1週間は朝晩、保湿クリーム(エキザルベ)を塗る
- その後は毎日朝晩、保湿クリーム(ヒルドイド)を塗る
照射から1か月後
- 照射部位を確認
- 問題なければ次回の照射日を決める
※次回=前回の照射日+3か月足した日以降の日 - 引き続き、毎日朝晩、保湿クリーム(ヒルドイド)を塗る
※この一連の流れをくり返す
治療の経過
※写真あり、念のため閲覧注意
レーザー治療前
※生後1か月
肩に1つ、小さいものがあります。
足に1つ、大きいものがあります。
生後1か月時点ではまだこの程度の大きさでした。

産後最初の1か月健診のときに、小児科医が
要観察、このあとも大きくなっていくようなら、生後3か月くらいにレーザー治療するかどうかを検討し始めた方がいいです。
とのことでした。
1回目照射後
※生後8か月
この頃、大きさが最大、赤色が最も濃かった時期です。
2回目照射後
※生後10か月
膨らみの真ん中の赤色がだんだん抜けてきました。

肩も太ももも、盛り上がりはまだあります。
6回目照射後
※2歳0か月
肩の方です。
足の方です。

赤色がだいぶ抜けました。
肩の盛り上がりはほぼ無くなりました。
太ももの盛り上がりは最大のときよりはマシになりましたが、まだ盛り上がっています。
近くで見て何かあるな~と気づく程度です。
現在
2020/5/11追記
※2歳2か月

レーザー治療を受けようと皮膚科に行ったところ、
すでに6回レーザーをあてている(通常6回程度で終えるそう)のと、
見た目にも、レーザーをあてる必要が無いので、
半年後にまたレーザーをあてるかどうかを判断します、とのことでした。
まだすこーし色にムラがあるし、少し盛り上がっているので、このまま引いていってくれますようにと祈っています。
2022/3/10追記
その半年後(2020年11月頃)に、レーザーをあてるかどうかを判断してもらいに、皮膚科でみせたところ、
もうほとんどうすくなっていて、あてる必要ないとのことでした。
うすいと言っても、跡がわからないわけではなく、何かあるのはわかるくらいには残っていて、
ただ、どこまで消し切るかキリが無く、何度も照射していつ消えるかも先が見えない感じでした。
先生の話では、
レーザーの機械は毎年改良されて、いいものがどんどん出ている。
親御さんがもう少しやろう!と思い立ったとき、もしくは本人がやりたいと言ったときでも、
十分間に合うしそのときにはもっといい機械でできると思うので、
またその頃にご検討ください、とのことでした。
いちご状血管腫のレーザー治療は、ここで終了となりました。
うちの子のいちご状血管腫の成り立ち
いつからあったか正確にはわからないです。
出産入院中・退院してすぐの頃は何も無かったように思うのですが、
退院後里帰り中、生後10日くらいの頃に、私の母が、突然見つけたのが初めでした。
最初はそこまで大きくなかった血管腫が、その後徐々にぶくぶく膨れ上がり、
だんだん大きくなっていきました。
その頃はまだ、本人もわかっておらず、さわってもいなかったです。
(ということは、痛みは無いのかな)
1か月健診のときに、若い小児科医が「4か月健診のときにまた判断、レーザー治療希望あれば実施」と診断
4か月健診のときに、50代小児科医が担当し、そのときは特に何も言われなかったです。
うちの子が治療を始めたのは生後6か月頃でしたが、おすわりをし出した時期に、
本人が太ももに何かあることに気づき、引っ掻くような感じでさわっていました。
生後3か月頃からレーザー治療始めていてもよかったな、と思います。
今のところ、血管腫の部分をケガしたことが無いので、特に出血したことも無いです。
おわりに
レーザー照射した当日の晩は、一時的にぶくぶく膨れ上がったり、赤色が顕著に出たりします。
その後2、3日でおさまります。
レーザー治療をやっている皮膚科について、
美容系に力を入れているオシャレサロン風皮膚科クリニックがやっていたりします。
※うちの子が通う皮膚科は、女性のシミ改善や顔まわりのリフトアップなどを扱っています
もっと早くに探して、実際に話を聞いてみるべきだと思いました^^;

最後まで読んでいただきありがとうございます。